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紫外線を防ぐ日焼け止めのメカニズム。化学と物理の力でお肌を守る

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観光が戻ってきましたね。京都でも名所には連日行列ができています。いらっしゃる方は日焼け止めのご準備もお忘れにならないようにしてくださいね。

日焼け止めが肌を守る仕組み

3月ごろから欠かせなくなる日焼け止め。日焼け止めに含まれる有効成分が、紫外線による皮膚へのダメージを軽減してくれることは皆さんご存知ですが、そのメカニズムはご存知ですか?

地上に届く紫外線には、UV-A波(長波長紫外線)とUV-B波(短波長紫外線)のがあります。(稀にUV-Cも届きます。オゾン層が大切なわけですね。)
UV-Aは肌の奥深く(真皮)まで届き、老化やシミ、皮膚がんなどの原因となることがあります。UV-Bは皮膚の表面(表皮)に直接ダメージを与え、炎症や赤み、日焼け、こちらも皮膚がんなどの原因となることがあります。

日焼け止めに含まれる有効成分は、紫外線を「吸収するか」または「反射する」ことで、肌に浸透する前に紫外線を防いでいます。これらは化学的に、また物理的に私達の肌を守ってくれているのですね。化学や物理と言われると説得力がありますが…(もっと勉強しておくべきでした。)

化学の力でブロック!紫外線「吸収剤」

紫外線吸収剤を配合した日焼け止め製品を肌に塗布することで、その成分が紫外線のエネルギーを吸収して他のエネルギー、例えば熱などに変えてくれます。紫外線吸収剤には、ベンゾフェノン系、ケイヒ酸系、トリアシン系などの化学物質があります。
これらの紫外線吸収剤は日焼け止め製品の中で、特定の波長の紫外線を吸収して他のエネルギーに変える能力があり、紫外線をカットしてダメージを軽減することができます。

ただし、紫外線吸収剤で皮膚刺激やアレルギー反応を引き起こす人もいますので、自分の肌に合うものを選んでください。安全性や肌への影響について不安な場合は、医療機関に相談しましょう。

物理的にブロック!紫外線「散乱剤」

紫外線散乱剤は肌に塗布することで、紫外線を肌表面で反射、散乱させることで、肌へ届く紫外線をブロックしています。微粒子の酸化チタン、微粒子の酸化亜鉛などがあります。紫外線散乱剤は肌表面に薄い膜を形成して、紫外線を反射・散乱することで、肌へのダメージを軽減することができます。

紫外線吸収剤と比較して、肌刺激やアレルギー反応を引き起こしにくく、安全性が高いとされています。
以前は「紫外線吸収剤」の方が白浮きしないため、日常使いとしておすすめされていました。最近では紫外線散乱剤の粒子も以前より細かくなった商品もありますので、刺激がご心配であれば、お肌に優しいこ紫外線散乱剤をお試しくださいね。

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